万屋工房

 失業から 開業への 奮闘日記

5 ウッドデッキ(過去の作品)

10年以上前に製作した、ウッドデッキを紹介します。

まずは仕上がりの画像、こんな感じです。

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以前勤めていた会社の同僚が家を新築し、ウッドデッキの設置を計画していました。

しかし、ホームセンターなどで販売されている既製品は味気ないし、大工さんに頼めば50万円くらいかかるし、木製で安くできないものかと相談を受けました。

ウッドデッキを造った経験はありませんでしたが、セルフリフォームや木工などはよくやっていて、なんとなく上手く出来る自信があったので引き受けました。

 

まずは設置場所を確認し、希望のデザイン・希望価格などを伺い、工法・材料の仕入れ価格などを調べ、見積もりといった程ではないですが、「材料費+手間賃5万円で合計15万円以内では出来ると思う」と、こんな約束で制作を開始しました。

制作にあたり1番の不安は、安いけど腐りやすいパイン材を使うことでした。「年に1度は塗装をすれば多分大丈夫だと思うけど、なにぶん実績がないので、数年で腐るかも…」と、プロならば絶対に言わないような条件を了承してもらいました。

 

当時書いた平面図がこれです。

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2段のウッドデッキで、上段の幅を市販されているパイン材の最長である3640㎜にして、下段の幅は4500㎜に設計しました。

 

施工前の状態がこれです。

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レベルを借りてきて設置場所の高さを図り、基礎・ポスト・根太・天板などのイメージをします。 こんな図が残っていました。

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平日の仕事帰りや休日を使い、製作作業開始です。

 

ポスト・根太は自分の家で塗装して組み立て、天板は長いのでホームセンターから直接現場に運び、塗装まで仕上げておき、数日後、本格的に設置していきます。

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基礎となるの踏石は、市販の羽子板付きの物が1個660円もしたので、型枠を組みモルタルを流し込み現場打しました。ポストに羽子板も付け、しっかり固定されました。

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そして、ポスト・根太を隠すように、ステンレスネジで板を貼っていきます。

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最後に、踏板・天板を張っていきます。

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そして、完成。

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塗料は、ステインの風合いが出るように、野外用の防虫・防腐・防カビ効果があるキシラデコールのカラーはウォルナットを使用しました。

木目も綺麗に出て、喜んでいただけました。

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昨年、退社する前に、現在どのような状態かたずねましたら、毎年1回塗装をして大事に使ってもらえているようで、10年くらい経っても腐敗などの問題は全くないようです。よかったです。機会があれば今の状態を撮影させてもらい、このブログに掲載したいと思ってます。

 

このウッドデッキ製作にあたり使った材料は、パイン材・金具・ネジ・キシラデコール塗料・セメント・砂・型枠用コンパネなどなどで、材料の合計は7万円くらいでした。手間賃は5万円で、合計12万円を頂きました。

設計から完成まで、仕事が終わった後や休日に行っていたので、なんやかんやで1ヶ月くらいかかったと思いますが、まとめてやれば1週間~10日ぐらいで出来そうです。

この時は、半分趣味で実験的にやらせてもらったので、5万円の手間賃でも喜んで造りましたが、これを仕事にしようと思えば、この値段ではちょっと無理っぽいです。

もっとスキルを向上させ、いろんな要望に応えられるようにして、仕事の1つとして出来るようになればと考えています。

 

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 おわり